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人間椅子
再生時間:53分38秒
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内容紹介
作家である佳子の元に届いたのは一通の奇妙な手紙だった。それは一人の椅子職人によるものであり、奇妙奇天烈な告白であった。彼は醜い容貌を持つ椅子職人であり、腕前は一流ではあるものの、人に愛されずに生きてきた。自分が丹精込めて作り上げた椅子を手放したくない、出来ることなら、その椅子と一緒に、どこまでもついて行きたい――そんな単純な願いはいつしか妄想と共に昇華して、己の身体を出来上がった椅子の中に入れ、その椅子の一部となることに行き付いたのであった……
著者情報
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)
日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県の現・名張市出身。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーをもじったもの。1923年に「二銭銅貨」で作家デビューを果たす。その他の代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』などを始めとした本格推理小説や、『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説など多数。大正時代から昭和時代にかけて、生涯で約130の作品を発表し、日本の近代的な推理小説の礎を築いた。1954年には、乱歩の寄付を基金として「江戸川乱歩賞」が創設された。同賞は、これまでに陳舜臣、西村京太郎、森村誠一、東野圭吾などが受賞するなど、推理小説作家の登竜門となっている。
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