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猫のおばあさん

猫のおばあさん

著者:村山 籌子

朗読:影山 ゆあ

再生時間:4分40秒

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内容紹介

猫のおばあさんは、寝起きから不機嫌です。

「ああ、ちっとも落ち着いて眠れなかった。いまいましい。なんだか寒くって仕方がないから、この中で本を読みましょう。」

おばあさんがベッドの中で本を読もうとしますと、窓のすぐ外で、近所の子供たちが走り回る音が聞こえてきました。

「やかましいことばかりして。私がよく眠れなかったのを知らないのか。ほんとに、世の中は人の気を知らん奴が多くて困る。」

おばあさんはぷりぷり怒りながら、本を読み始めますが……。

著者情報

村山 籌子(むらやま・かずこ)

児童文学作家、童謡作家。1903年香川県に生まれる。

学生時代より和歌などを雑誌に発表し、卒業後は婦人之友社に勤めながら創作に取り組んだ。

夫・村山和義の挿絵と共に、動物や野菜を擬人化したユーモラスな童話を数多く発表し、1946年に死去した。

代表作に『川へおちたたまねぎさん』『三匹のこぐまさん』などがある。


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