神様の布団 朗読:沼端ひさの 再生時間:18分22秒 無料再生時間: 提供:dojoman |
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内容紹介
むかし、鳥取のある町に、新しく小さな一軒の宿屋ができました。この宿屋の最初のお客は、一人の行商人でした。主人はこのお客を親切にもてなしました。
お客は大満足で布団に入りますが、すぐに誰かの声で目を覚ましました。それは2人の子どもの話し声のようでした。
「お前、寒いだろう。」
「いいえ、兄さんが寒いでしょう。」
その声は、どうもお客がかけている布団の中から聞こえてくるのです……。
著者情報
下村千秋(しもむら・ちあき)
1893年茨城県に生まれる。早稲田大学を卒業後、新聞社で働くが、すぐに退職して作家としての活動を開始する。「ルンペン文学」流行の先駆けとされるほか、『赤い鳥』などに童話も寄稿した。
代表作に『天国の記録』『街のルンペン』などがある。