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かえるの王子様
再生時間:18分45秒
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内容紹介
お姫さまが、大切にしていた金のまりを泉に落としてしまいます。泣き悲しんでいるお姫さまの前にかえるが現れてこう言います。
「もしかあなたがわたしをかわいがってくだすって、わたしをいつもお友達にして、あなたのテーブルのわきに座らせてくだすって、あなたの金のお皿から、なんでも食べて、あなたの小さいお盃で、お酒を飲ましていただいて、夜になったら、あなたのかわいらしいお床のそばで、眠ってよいとおっしゃるなら、わたしは水の中から、金のまりをみつけてきてあげましょう」
お姫さまは約束します。しかしお姫さまは、まりを見つけて水の中から戻って来たかえるからまりを奪うなり、ありがとうも言わず、約束を破って逃げて帰ってしまいます。
そして翌日、お城の戸をノックする者がありました……。
わがままなお姫さまに訪れた結末とはいかに!?
著者、翻訳者情報
著者: グリム兄弟 (Grimm. Jacob Ludwig Carl/Grimm. Wilhelm Carl)
19世紀にドイツで活躍した言語学者・文献学者・民話収集家・文学者の兄弟。出生地はドイツ連邦共和国ヘッセン州ハーナウ。通常、グリム兄弟という場合は、6人兄弟のうちの長兄ヤーコプと次兄ヴィルヘルムの二人を指す。ちなみに末弟ルートヴィッヒ・グリムはグリム童話集初版の挿し絵を描いている。
楠山正雄 (くすやま・まさお)
東京銀座生まれ(1884~1950)。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。大学卒業後の1907(明治40)年、早稲田文学社に入り編集者としてのキャリアを始める。そして読売新聞社を経て、1910(明治43)年、冨山房に入社。そこで「新日本」の編集主任として励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるいは翻訳劇脚本家として活躍する。文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し、しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、1915(大正4)年、冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一にヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意欲的に行う。1945(昭和20)年の終戦後は、様々な文化が復興の力に湧き、正雄も演劇界・児童文芸界双方に尽力する。
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