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葦は見ていた
再生時間:54分14秒
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提供:新潮社
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内容紹介
愛する男、計之介の武士としての立身を妨げぬよう、自ら身をひき入水自殺する芸者おひさ。そして、その後出世の道を歩む計之介。二人の姿から、“青春の情熱”と“壮年の打算”とを対比的に描き上げた傑作短編。
原文は新潮文庫『おさん』に収載。
原作者紹介
山本周五郎
(1903-1967)山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(’42-’46)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(’58)、『赤ひげ診療譚』(’58)、『おさん』(’61)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(’60)は著者畢生の名作として名高い。
朗読者紹介
江守徹
昭和19年東京生まれ。昭和38年文学座附属演劇研究所卒。昭和41年より文学座座員となり現在に至る。舞台、映画、TVで幅広く活躍するかたわら、翻訳や演出も手がけている。舞台「オセロー」で昭和48年紀伊國屋演劇賞個人賞、「シラノ・ド・ベルジュラック」で昭和58年紀伊國屋演劇賞個人賞、「人生は、ガタゴト列車に乗って…」で平成3年名古屋演劇ペンクラブ賞受賞。