湖畔亭事件 (2) 朗読:西村健志 再生時間:2時間7分10秒 提供:パンローリング |
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内容紹介
「A湖畔の怪事件」と言う事件がある。発生から五年経っても未解決なばかりか、人はもちろん、奇怪なことには、被害者さえも、実ははっきりとは分っていない有様で、警察もとうにさじを投げているという怪事件だ。その真相を知るのはこの世に立った二人だけ。その一人がこの私なのだ……まずは私の倒錯的な趣味について話す必要があるが、私は所謂「レンズ狂」だ。レンズと鏡を組み合わせて、様々なものを覗き見るという欲求を果たす――よもやこの趣味が元で殺人事件に巻き込まれることになろうとは……
そう。湖畔亭に施した仕掛けが映し出したのは、まさに殺人現場の光景だったのだ。更に奇怪な事に現場の浴場には血痕だけが残され……死体が無かったのである……
著者情報
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)
日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。作品一覧
本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。湖畔亭事件 (1)
湖畔亭事件 (2)