LisBo(リスボ)なら、作家・学者・実業家の講演の他、法話、落語、講談、朗読などのオーディオブックが定額で聴き放題。登録月は末日まで無料です。

髪かざり

髪かざり

著者:山本周五郎

再生時間:28分20秒

無料再生時間:

提供:パンローリング

再生速度
  • x0.5
  • x0.75
  • x1
  • x1.25
  • x1.5
  • x2
  • x3
  • x4

会員登録をすれば、全作品が聴き放題。入会月は無料です。

すでに会員登録済みの方は、こちらからログインして下さい。

内容紹介

山本周五郎は「文学には“純”も“不純”もなく、“大衆”も“少数”もない。ただ“よい小説”と“わるい小説”があるばかりだ」を信念とし、普遍妥当性をもつ人間像の造形を生涯の目的とした作家で、時代小説を中心に沢山の作品を残しています。
その作風は今なお古臭さを感じさせず、繊細に描かれた人の心の機微や人情に、思わず笑わされたり、胸を打たれたりする魅力に溢れています。

あらすじ

廻船問屋新津屋の娘・お稲は、高雄山の松林の中から、いつものように海を見ていた。八月に新津屋の船・浜田丸で江戸に向かった父・勘右衛門の帰りを待っていたのである。もう十二月半ばになる。周りには「いくら待っても無駄だ。浜田丸はもう帰って来ない」とあからさまにいう者もいた。
元々浜田藩の廻船は今津屋という大きな廻船問屋がひと手に預かっていたが、その年から江戸へも廻船することになり、それを新津屋勘右衛門が引き受けたのである。もとは今津屋の持ち船を借りてささやかな漁業を営んでいた勘右衛門だったが、妻のお園がお稲の弟にあたる十吉のお産で体を壊したのを機に発奮し、稼ぎ貯めた金で船を買って、非常な決心で廻船業を始めたのであった。それから六年の艱難辛苦を耐え、増えた持ち船を売って五百石積みの浜田丸を新造したのである。まさにこれからという矢先の江戸行きであった。
ところがその日、老手代の和平からお稲に伝えられたのは、父の乗った浜田丸が難破したという知らせであった……


【ご注意】販売用の音源を利用している場合があるため、一部内容が本サービスと当てはまらない場合がございます。ご了承下さい。

作品を探す

ジャンル  作品提供 
 
タイトル  著者・講演者 
 
朗読者  落語家・講談師 
 
キーワードで探す 

作品提供社一覧

LisBo_twitter LisBo_Instagram

・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。