実説 城谷怪談「中央分離帯」 朗読:城谷歩 再生時間:22分6秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「中央分離帯」(22分)霊感の強いナオちゃんが、かつてドライブデートをしていた時のこと。国道36号線を走っていた時、不意に彼氏が「ちょっと下を向いておけ」と言い出した。
彼氏もナオちゃん以上に霊感の強い人で、その口ぶりと唐突な言葉でナオちゃんはすぐ、見てはいけないものがいるんだと察知して言われた通り下を向いた。けれど、すぐにナオちゃんは好奇心に駆られて、こっそり顔を上げてしまった。
フロントガラスの向こうには何も見えない。
が、ルームミラーに目線を移した時、後方の中央分離帯に佇む学生服姿の少年が目に入った。そして少年は、あろうことか猛スピードで走ってくる後続車の前にフラリと飛び出したのだ。
著者情報
城谷 歩(しろたに わたる)
1980年2月16日生 北海道小樽市出身15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年~2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
https://www.shirotaniwatarunosekai.com/