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人生案内

人生案内

著者:坂口安吾

再生時間:37分8秒

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内容紹介

主人公の虎二郎は、新聞の「身の上相談」の熱狂的な愛読者であり、投書マニアである。 悩みをでっち上げては投書を繰り返す。貧乏になっても投書がやめられない。

「パチンコに凝るとか競輪に凝るというのもこれも始末にこまるであろうが津々浦々に同類があまたあってその人間的意義を疑られるには至らないが、当年、三十八の人生案内狂、ついにチョビヒゲを生やすという存在はいかにも奇怪だ」

虎二郎とその妻がむかえる結末とはいかに。さすが坂口安吾、と思わせる悲喜劇『人生案内』。未読の方も、すでに読んだことのある人も、オーディオブックで『人生案内』をぜひお楽しみください!

※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品のオリジナル性を最大限に尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

著者情報

坂口安吾(さかぐち・あんご)

小説家。新潟市西大畑町に生まれる。幼稚園の頃より不登校になり、餓鬼大将として悪戯のかぎりを尽くす。1926年、求道への憧れが強まり、東洋大学印度哲学科に入学するも、過酷な修行の末、悟りを放棄する。1930年、友人らと同人雑誌「言葉」を創刊。1946年、戦後の本質を鋭く把握洞察した『堕落論』『白痴』の発表により、一躍人気作家として表舞台に躍り出る。戦後世相を反映した小説やエッセイ、探偵小説、歴史研究など、多彩な執筆活動を展開する一方、国税局と争ったり、競輪の不正事件を告発したりと、実生活でも世間の注目を浴び続けた。1955年、脳溢血により急死。享年48歳。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。