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牛若と弁慶

牛若と弁慶

著者:楠山正雄

再生時間:16分26秒

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内容紹介

源氏と平家が戦争をしていた頃のお話です

一ノ谷、屋島、壇ノ浦の合戦を経て平家を滅ぼし、その最大の功労者となった 源義経 。その義経がまだ 牛若 と呼ばれていた頃、毎晩、五条の橋に怪力無双の荒法師が現れ、そこを通る人々の刀を奪い取っているという。

この荒法師の名は 武蔵坊弁慶 。のちに義経の忠実な家来になり、最期まで義経に仕えた漢(おとこ)です。

牛若と弁慶はどのように出会い、そしてどのように主従のかたい約束を交わしたのか…?義経のために体中に矢を受け、じっと立ったまま死んでいく、“弁慶の立往生” までの伝説が描かれています。

著者情報

楠山正雄 (くすやま・まさお)

東京銀座生まれ(1884~1950)。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。大学卒業後の1907(明治40)年、早稲田文学社に入り編集者としてのキャリアを始める。そして読売新聞社を経て、1910(明治43)年、冨山房に入社。そこで「新日本」の編集主任として励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるいは翻訳劇脚本家として活躍する。文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し、しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、1915(大正4)年、冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一にヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高まっていく。やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意欲的に行う。1945(昭和20)年の終戦後は、様々な文化が復興の力に湧き、正雄も演劇界・児童文芸界双方に尽力する。


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