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源氏物語(一) 桐壺(きりつぼ)

源氏物語(一) 桐壺(きりつぼ)

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内容紹介

与謝野晶子による現代語訳を朗読しオーディオ化しました。

多様な人物たちの織り成す複雑な心理描写を、分かりやすく情感豊かに読み上げました。またそれぞれの帖の冒頭では翻訳者の与謝野晶子が、その帖の内容を一首の歌にして見事に表現しています。

源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。

期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。

源氏物語 第一帖 桐壺(きりつぼ)

帝と桐壺更衣の間には、輝くように美しい皇子があったが、桐壺更衣は帝から受ける大変な寵愛ぶりから、他の妃たちの嫉妬や嫌がらせを受け、また病気がちであったために3歳の皇子を残して病死してしまう。

死を深く嘆く帝であったが、亡き桐壺更衣の生き写しのような先帝の皇女藤壺が入内し、新たな帝の寵愛を受けることとなる。

そして帝のもとで育てられていた皇子は、亡き母によく似た藤壺をなおことさらに慕うようになった。

その後、元服した皇子は臣下として源の姓を与えられ、左大臣家の娘、葵の上の婿に入ることになる。

そうして、いつのころからか、彼はその光り輝くような姿の美しさから、「光る君」と呼ばれるようになった。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。