源氏物語(十八) 松風(まつかぜ) 再生時間:50分48秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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内容紹介
与謝野晶子による現代語訳を朗読しオーディオ化しました。多様な人物たちの織り成す複雑な心理描写を、分かりやすく情感豊かに読み上げました。またそれぞれの帖の冒頭では翻訳者の与謝野晶子が、その帖の内容を一首の歌にして見事に表現しています。
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源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。
期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。
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源氏物語 第十八帖 松風(まつかぜ)
光源氏は、いよいよ京に明石の君を迎えようと決心し、明石の君に京へ来るように手紙をいくたびも出すが、明石の君は自らの身分の低さを思い悩み、源氏をとりまくたくさんの女性の中に入っていく自信もなく、なかなか上京を決断できずにいた。そこで明石の入道が都にあった山荘を修繕し、そこに住まわせることとなった。しかし、上京してからというもの、源氏は紫の上に気を遣い、なかなか明石の君の住む屋敷に足を運ぶことが出来なかった。
遂に耐えかねた源氏は、明石の君に会いに行くと紫の上に伝えると、屋敷のある大井へと足を運んだ。
大井にて三年ぶりに明石の君と過ごした源氏は、初めて見た明石の姫君の愛らしさに驚く。そして、姫君の将来のことを思い、住まいに戻った後紫の上に姫君を引き取ってくれるよう頼む。
元来子ども好きな紫の上はその申し出を引き受けるが、源氏は明石の君が別離に苦悩する姿を想像して悩むのであった。
著者、翻訳者情報
作者:紫式部(むらさきしきぶ)
平安時代中期の女性作家、歌人。中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人。父は越後守・藤原為時。母は摂津守・藤原為信女。夫である藤原宣孝の死後、召し出されて一条天皇の中宮であった藤原彰子に仕えている間に『源氏物語』を記した。