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源氏物語(二十) 朝顔(あさがお) 再生時間:51分2秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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内容紹介
与謝野晶子による現代語訳を朗読しオーディオ化しました。多様な人物たちの織り成す複雑な心理描写を、分かりやすく情感豊かに読み上げました。またそれぞれの帖の冒頭では翻訳者の与謝野晶子が、その帖の内容を一首の歌にして見事に表現しています。
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源氏物語は、紫式部によって書かれた全五十四帖から成る長編小説。
期間にして74年、四代の天皇の御代に渡る壮大な物語であり、その文章の構成や美しさ、人物の心理描写の面などからも、日本の文学史上最古にして最高傑作とも言われています。
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源氏物語 第二十帖 朝顔(あさがお)
父・桃園式部卿の宮が亡くなったため、朝顔の斎院は住まいを実家に移し、伯母の女五の宮と暮らすようになった。光源氏は年老いた女五の宮のお見舞いを口実に、朝顔の住まいを訪ねるようになる。長年、源氏と手紙のやりとりをしている朝顔だが、他の女たちのようにたやすく源氏になびくことはせず、つねに清い仲でいることを心がけていた。
ものたりなく思う源氏は、朝顔に重ねて手紙を出すが、朝顔の態度は変わらない。女五の宮は、源氏が朝顔に執心していることを喜び、二人の結婚を期待する。しかし、朝顔は源氏の求婚に応ずることはなかった。
朝顔との噂を心配し、ふさぎこむ紫の上を源氏はなだめる。雪の積もった庭をながめながら、源氏は紫の上にこれまでかかわった女性たちのことを語る。
その夜、源氏の夢に藤壺の女院があらわれ、感慨をもらしたことの恨みを源氏に告げる。目覚めた源氏は救われぬ藤壺の魂を思い、悲しみにくれた。