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彼岸過迄 (4)

彼岸過迄 (4)

著者:夏目漱石

朗読:窪田涼子

出版社:ことのは出版
収録:2008年5月

再生時間:3時間12分7秒

提供:ことのは出版

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内容紹介

「敬太郎はそれほど験の見えないこの間からの運動と奔走に少し厭気が注して来た。
元々頑丈にできた身体だから単に馳け歩くという労力だけなら大して苦にもなるまいとは自分でも承知しているが、思う事が引っ懸ったなり居据って動かなかったり、または引っ懸ろうとして手を出す途端にすぽりと外れたりする反間が度重なるに連れて、身体よりも頭の方がだんだん云う事を聞かなくなって来た。……」
「三四郎」と「こころ」の間にかかれた漱石の日本近代小説としての技法の進化が見られる作品です。なにより、この鬱屈に胸をえぐれらるかたも多いのではないでしょうか。  (C)アイ文庫

作品一覧

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