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実説 城谷怪談 撰集六十九

実説 城谷怪談 撰集六十九

著者:城谷歩

朗読:城谷歩

再生時間:1時間36分6秒

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提供:パンローリング

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内容紹介

老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。

「開眼」(25分)
青森県のリオちゃんは怪談好きで、怪体験をしてみたいと思っていたそうだが、城谷の公演に来た直後にそれが現実になってしまったという。
ある日自室でうたた寝をして目覚めた二時間後。ふと気づくと誰かが玄関を入って居間に入る音が聞こえた。それから彼女の周りでは不可思議な現象が立て続くようになるのだが...。

「犬の散歩」(21分)
尾崎さんは現在の住まいに引っ越した時から幾度も不思議な体験をしている。中でも印象的だったのは引っ越して間もない秋の夜の日、その日いつも通り大型の愛犬の散歩に出かけた深夜のこと。
散歩コースである川沿いの道を歩いていると、視線の先にジャージを着た50年輩の男性が立っているのを見た。道を譲るつもりで脇のフェンスのそばに寄ったが男性はすれ違う気配がなく…。

「見知らぬ女が住んでいる 前編」(21分)
長野県在住のダイキ君は一軒の平屋での出来事を忘れることができない。
父親の都合で引っ越しを繰り返していた小学校五年生のときに住んだのは長い坂を上りきった古い平屋の住居だった。
ある晩、目が覚めたダイキ君は扉の開閉音に気付く。廊下の突き当りにあるトイレから聞こえていた。風もないのにギィ...バタン...ギィ...。
古い家のせいだと思っていたが、二、三日してそうではないと確信した。

「見知らぬ女が住んでいる 後編」(27分)
勝手に開閉するトイレのドアの正体が分かった頃、家内が不穏な空気に包まれた。仲の良かった家族が皆ピリピリと苛立ち、些細なことで喧嘩やいさかいが絶えなくなっていったのである。
ある日母親と口論になった際、母親の表情が一変したかと思うと馬乗りになってダイキ君の首を絞めてきた。このままでは殺されると思った時、見上げた母の横からひょいと覗くもう一つの顔を見た。見たこともない女が...。


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。