『ゲド戦記』と自己実現 1978年7月18日 岩波市民講座 岩波ホールにて収録 再生時間:1時間37分11秒 無料再生時間: 提供:岩波書店 |
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内容紹介
『ゲド戦記』を通して、ユング心理学における自己実現を考える。心理療法は、さしずめ患者の「真の名」を探す商売、自分の仕事は、患者が症状を契機に自己実現を促すお手伝いをすること――。『ゲド戦記』1〜3巻の物語を追いながら、自己統合、男性性と女性性、生死の問題を、親しみやすく解説する。講演者紹介
河合隼雄
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学理学部卒業。ユング研究所(スイス)よりユング派分析家の資格を取得。京都大学教育学部教授、国際日本文化研究センター所長等を経て、文化庁長官を務めた。教育、心理、文化に関する多くの著作があり、『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞を受賞した。紫綬褒章受章。日本放送協会放送文化賞、朝日賞を受賞。文化功労者顕彰。2007年没。注釈
雑誌「牧神」(ざっし ぼくしん)
1973〜1978年の間、牧神社より季刊刊行された文芸誌十牛図 (じゅうぎゅうず)
禅宗で、悟りの境地に至るまでの道筋を、牛と牧童との関係に託して描いた10の図。尋牛(じんぎゅう)、見跡(けんせき)、見牛(けんぎゅう)、得牛(とくぎゅう)、牧(ぼくぎゅう)、騎牛帰家(きぎゅうきか)、忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)、返本還源(へんぽんげんげん)、人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)、入垂手(にってんすいしゅ)。