小泉八雲 「耳無芳一の話」 再生時間:31分55秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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内容紹介
怪談話の魅力がつまった、今なお読みつがれる小泉八雲の代表作「耳無芳一の話」のオーディオブックです!安徳天皇と平家一族を祀った阿弥陀寺(現在の赤間神宮、山口県下関市)を舞台とした怪談。七百年以上も昔のこと、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家と源氏との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。そしてその死者を慰めるために建立されたのが、赤間ヶ関に阿弥陀寺である。
幾百年か以前の事、この赤間ヶ関に芳一という盲人が住んでいた。この男は吟誦して、琵琶を奏するに妙を得ていることで世に聞こえていた。とくに平家および源氏の物語を吟誦するので有名になった。壇ノ浦の戦の歌を謡うと鬼神すらも涙をとどめ得なかったということである。
ある暑い夜、和尚の留守の時、突然一人の侍が現れる。芳一はその侍に連れられ“大した高い身分の人”の屋敷に琵琶を弾きに行くことになった…。
平家の怨霊にとり憑かれた盲目の芳一を守るため、住職と納所とで芳一を裸にし、筆を以て芳一の、胸、背、頭、顔、頸、手足…、身体中どこといわず、足の裏にさえも般若心経というお経の文句を書きつけた。忘れた箇所はないのか…!?住職の言いつけどおり芳一は、縁側に坐り、迎えの霊が来ても、動きもせず、口も利かず静かに坐っていたが……。
あまりにも有名な、まさに怪談話の歴史的傑作です!