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宮沢賢治「銀河鉄道の夜 ~Nokto de la Galaksia Fervojo~」

宮沢賢治「銀河鉄道の夜 ~Nokto de la Galaksia Fervojo~」

著者:宮沢賢治

再生時間:2時間28分49秒

無料再生時間:

提供:パンローリング

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内容紹介

“みんなの幸のためならば、僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない”

星祭の夜、いつのまにかジョバンニは、天の川を走る小さな列車に乗っていた。前の席には幼なじみのカムパネルラが座っていて、黒曜石でできた地図を眺めている。

─ もうじき白鳥の停車場だよ ─
少年たちの星をめぐる物語。1924年、賢治28歳の頃執筆され、以降、晩年まで繰り返し推敲が続いた『銀河鉄道の夜』。死後、未発表の形で遺されたこの名作の最終稿を忠実に音声ドラマ化。全編ノーカットでお届けします!

一部、エスペラント語の併読、ピアノとハープを用いた 『星めぐりの歌』 を挿入歌として収録するなど、賢治好き制作陣による意欲作!

総勢14名、かつてないほどの出演キャストによる臨場感たっぷりのオーディオ舞台!!!
宮沢賢治の素敵で詩的な感性を音にしました。
「銀河鉄道の夜 ~Nokto de la Galaksia Fervojo~」
ファンタジックな銀河の旅をどうぞ心ゆくまでお楽しみください!

内容項目

一、午后の授業
二、活版所
三、家
四、ケンタウル祭の夜
五、天気輪の柱
六、銀河ステーション
七、北十字
八、プリオシン海岸
九、鳥を捕る人
十、ジョバンニの切符
十一、船の遭難者
十二、姉弟と苹果
十三、信号手
十四、蝎の火
十五、サウザンクロス
十六、約束
十七、カムパネルラ
歌『星めぐりの歌』 + キャスト紹介


◎『星めぐりの歌』とは:
星めぐりの歌は、宮沢賢治の童話「双子の星」において、チュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまが銀笛で吹く曲として、また空の星たちが歌う歌として登場します。また「銀河鉄道の夜」では、ケンタウルス祭の日に子供達が口ずさんだり、口笛を吹いたりする曲として登場する、宮沢賢治、作詞作曲の歌です。賢治の全集に楽譜が掲載されており、それを見ると軽快な曲として賢治が考えていた事がわかります。はねる感じの少し難しい歌ですが、美しいメロディの曲で、やさしく耳に残り、思わず口ずさんでしまう名曲です。今回は、ピアノとハープの演奏に載せて、しっとりとしたバージョンで収録をしました。


『星めぐりの歌』 (作詞・作曲:宮沢賢治)
歌:なめきひとみ/ピアノ:梶山ななえ/ハープ:小田いずみ
あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、 ひかりのへびの とぐろ。

オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち。

大ぐまのあしを きたに 五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは そらのめぐりの めあて。


著者、朗読者情報

CAST

・ ジョバンニ …未波
・ カムパネルラ …おおらいやすこ
・ 先生 …渡辺克己
・ ジョバンニの母 …水月優希
・ 青年 …今関正生
・ かおる …lapin
・ ただし …なめきひとみ
・ 鳥捕り …藤原満
・ 燈台守 …草野元紀
・ 大学士 …有沢俊浩
・ 車掌 …立岡耕造
・ 牛乳店老女 …小浜実保
・ 乗客 …伊藤真
・ 朗読 …佐々木健
・ エスペラント語アドバイス :大信田丈志/及川ゆき子/大久保ゆう
・ ジャケットイラスト :エサシトモコ
・ 制作協力 :心尽プロジェクト

宮沢賢治(みやざわ・けんじ)

1896(明治29)年8月27日生~1933(昭和8)年9月21日没。岩手県花巻生まれ。ふるさと岩手を心象風景の理想郷“イーハトーブ”と呼ぶなど、独特な感性と自然観で捉えた作品を多数遺す。農業指導・研究家として活動し、教職を務めた後、「羅須地人会」を設立。農民生活向上のため粉骨砕身するが肺結核に倒れ、世を去った。死後、彼の創作は高い評価を受け、国民的作家となる。天体や鉱石に深い造詣を持つなど、その世界は現在でも研究され、多くの人に親しまれている。代表作『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『注文の多い料理店』、詩集『春と修羅』など。

※ Nokto de la Galaksia Fervojo(ノークト・デ・ラ・ガラクシーア・フェルヴォーィヨ)は、エスペラント語で「銀河鉄道の夜(Night of the Galactic Railway)」の意味です。(日本エスペラント図書刊行会刊、KONISI GAKU訳より)。
エスペラント語は世界の言語を橋渡しする国際語として知られ、賢治も学びました。イーハトーブなど、賢治の造語にはエスペラント語の影響が見られます。


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。