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ちゃん

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原作者:山本周五郎

朗読:名古屋章

 

再生時間:1時間18分10秒

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提供:新潮社

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内容紹介

桐の胴まわりに、漆と金銀で桐の葉と花の蒔絵をほどこした「五桐火鉢(ごとうひばち)」。かつての珍重品も流行の移り変わりとともに次第に注文も減りだした。時勢の流れにくじけそうになる昔気質の職人重吉。重吉を励まそうとする家族や長屋の人々……。周五郎“下町もの”の傑作。
原文は新潮文庫『大炊介始末』に収載。

原作者紹介

山本周五郎

(1903-1967)山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビューを果たした。その後15年近く不遇の時代が続くが、やがて時代小説の分野で認められはじめる。『日本婦道記』(’42-’46)で直木賞に推されるがこれを辞退、生涯で一個の賞も受けることはなかった。『樅ノ木は残った』(’58)、『赤ひげ診療譚』(’58)、『おさん』(’61)など次々と名作を発表し、人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。中でも『青べか物語』(’60)は著者畢生の名作として名高い。

朗読者紹介

名古屋章

1930年、東京生まれ。NHK東京放送劇団、文学座、劇団雲を経て、フリーで活躍。’71年に「釘」で紀伊國屋演劇賞個人賞、’83年に「雨」で芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞。代表作に映画「道頓堀川」「麻雀放浪記」、ドラマ「俺たちの旅」など。2003年6月没。


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・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。