50分でわかる間違いの喜劇 -シェイクスピアシリーズ18- 朗読:西村健志 再生時間:50分33秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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内容紹介
オーディオブック シェイクスピアシリーズ第十八弾読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。
オーディオブックならではの圧倒的な表現力。
誰もが知っている"はず"のシェイクスピア作品をダイジェストにして続々お届けします。
解説
シェイクスピア最初期の作品で、「三一致の法則」(時・場・話)を最終作「テンペスト」とともに守っている笑劇。元ネタは古代ローマの新喜劇『メナエクムス兄弟』で、双子の取り違え劇としてドタバタ調のお話。「銭に関して騙し欺されどつきどつかれ色々あって結局一件落着」というコメディなので、いわゆる現代の「吉本新喜劇」などのノリにかなり近いのが特徴。
「間違い」とは、ひとつは伝統的な「人違い」の話ですが、それでいて「取引」の間違い(合わない勘定)でもあります。上演当時はインフレで、お金の取引が切実な社会問題でした。
また、裏のテーマとして、舞台となる地名にもある通り、聖書「エペソ人への手紙」にあるような夫婦・主従の義務や関係です。宗教的な「間違い」でもあるということで、初期はクリスマスシーズンの祝祭劇としても上演され、最後の修道院長の台詞にもこうした含意があります。
内容紹介
数奇なる人生を語り終えるイージオン。大公は、愛する息子のため危険を顧みなかったこの哀れな男に情けをかけ、いわく法に背きさえしなければ、喜んで無罪放免にしてやりたいところだが、むやみに法を曲げて我が誓いと誉れを汚すことはできぬ。とはいえ、法が厳格に定めし即時処刑は忍びないから、今日一日で物乞いをするなり金を借りるなりして、保釈金を集めること叶うか試してみよとのお達しだが・・・。双子のドタバタ取り違い劇。「銭に関して騙し欺されどつきどつかれ色々あって結局一件落着」というコメディの原点ここにあり。
編集者からひと言
本シリーズは、シェイクスピアの世界を判りやすいダイジェスト版として、楽しみながら手軽に知ることができます。→こんな人におすすめ
シェイクスピア作品に興味はあるが、全部読むのは面倒くさい
戯曲が中心なので、聴いた方が楽しめそう
著者情報
ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)
英国の劇作家・詩人。1592年~1612年ごろまで劇作家として活躍。四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残す。Charles and Mary Lamb's TALES FROM SHAKESPEARE: THE COMEDY OF ERRORS
edited by Yu Okubo,
translated by Hiroshi Yadomi