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民主主義と国家
1977年9月20日 静岡
再生時間:1時間7分47秒
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提供:岩波書店
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内容紹介
国民国家は政治社会の単位として自明視されているが、歴史を振り返ると、政治社会の形態やそこにおける民主主義のありようは時代によって大きく異なっている。古代ギリシアから20世紀までのその変化の歴史をたどったうえで、現代世界における国民国家と民主主義の課題とは何かを問いかける。
講演者紹介
福田歓一
1923年生まれ。政治学者。東京大学法学部卒。南原繁のもとで、西欧政治思想史を学ぶ。東京大学教授、明治学院大学学長などを歴任。ホッブズ、ロック、ルソーなどの徹底した分析を通して、近代政治原理の本質を解明、特に社会契約説の重要性を指摘した。また世界や日本の諸問題について活発な論陣をはり、日本の論壇に大きな足跡を残した。2007年没。業績は『福田歓一著作集』全10巻(岩波書店刊)にまとめられている。
注釈
ポリス(polis ギリシア語)・キヴィタス(civitas ラテン語)・レスプブリカ(res publica ラテン語)
古代ギリシアや古代ローマにおける政治社会、政治的共同体を指す言葉。
ステイト(state 英語)・エタ(État フランス語)・シュタート(Staat ドイツ語)・スタトー(stato イタリア語)
いずれも政治権力や政治権力の機構を意味し、主権の担い手とされる。
ジャクソン
アメリカ合衆国第7代大統領アンドリュー・ジャクソン(任期1829〜1837)。この時期の民主主義の進展をさして「ジャクソニアン・デモクラシー」と呼ぶ。