童貞 朗読:大森ショージ 再生時間:27分33秒 無料再生時間: 提供:dojoman |
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内容紹介
よその家へでも迷い込むような落ち着かない気持ちで、静かに帰宅した。母も女中も何も言ってこない。自分の変化に全く気付いていないのか……。
頬のあたりに白粉の香がこびりついている。不意に「彼女」の肉感が蘇ってくる。
寝ても覚めても「彼女」の可愛らしい眼が思い出されて、胸が切なく痛むのであった……。
初めての性体験を終えた青年の興奮と葛藤を描いた短編小説。
著者情報
豊島与志雄
1890年福岡県に生まれる。作家として多数の小説や児童文学を残している一方で、『レ・ミゼラブル』『ジャン・クリストフ』など仏文学の翻訳でも高い評価を得ている。
太宰治が最も尊敬する人物として挙げ、彼と親交があったことも知られている。
代表作に、小説『野ざらし』、翻訳『レ・ミゼラブル』『ジャン・クリストフ』、随筆集『書かれざる作品』などがある。