50分でわかる 夏の夜の夢 -シェイクスピアシリーズ4- 再生時間:48分35秒 無料再生時間: 提供:パンローリング |
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内容紹介
オーディオブック シェイクスピアシリーズ第四弾読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。オーディオブックならではの圧倒的な表現力と、必要最小限の演出。誰もが知っている“はず”のシェイクスピア作品をダイジェストにして続々お届けします。
さてはて。妖精だの悪ふざけだの。信じられぬ、ありそうにもない、などと決め付け、つむじをお曲げになるな。 こう考えればよろしい。
すなわち、まどろみ夢を見ただけ。
かような不思議はどれも皆、眠るまに映った幻に過ぎぬと。私めの語りに耳傾け下さる皆々様もまた、お気を悪くされませぬよう。
今は昔、これ皆全て、楽しくも他愛のない、夏至の夜の夢。
内容項目
(1) 今は昔、アテネの街のある掟。『その民たる者、娘に、おのが選びし婿に添うを強いえる。娘、父の決めた許嫁に嫁ぐことを拒みたれば最期、父はこの掟により、娘に死の裁きをも与えうる』 父親イジーアスの命に背き、恋人ライサンダーとハーミアが駆け落ち、落ち合おうとした美しきもりは、妖精たちが棲むと言われていた場所だった。 さらにその二人を追うように友ヘレナ、許婚ディミートリアスまでも森へ向かった。 森の中では、妖精王とその后が喧嘩の真っ最中。 何とか后の鼻をあかしたい妖精王は使いのパックにあることを命じる・・・。(2) パックが恋の魔法を誤ったことで、ライサンダーの心はもはやハーミアからヘレナへと移ってしまった。さらに酷いことに失敗の上塗りから恋敵ディミートリアスまでもヘレナに恋してしまう。からかわれていると思ったヘレナは激怒するわ、若人二人はヘレナのために決闘場所を探していなくなってしまう始末。妖精王は一計を案じ・・・
(3) 妖精の后タイターニアは夢から覚め、目に飛び込んできたモフモフの頬と鬣をなびかせるロバ頭の頓馬に一目ぼれしてしまう。笑い転げたのは妖精王の一行。后を一泡吹かせた妖精王が次に画策したのが、件の若者4人。果たして喧々諤々の4人を無事に元の鞘に収めることができるのか・・・
『夏の夜の夢』
ウィリアム・シェイクスピアの作品の中でも喜劇と言えばこの作品。
ドタバタの恋模様と魔法の力で、ハッピーエンドに向かう筋書きはあまりにも 有名である。
実はこの「夏の夜の夢」。実はお話の舞台になる季節は「真夏」ではなく「夏至」。当時、夏至の前夜と言えば古くから不思議な出来事が起こるとされる季節であったためである。また、戯曲では劇中劇が多用され、伏線となっていることもあり、本オーディオブックでは、断片的なセリフを挟まずに、劇中劇で話を繋いでいる。
編集者からひと言
本シリーズは、ラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある詩を加え、再編集。必要な箇所を抑えた編集で、シェイクスピアの世界を楽しみながら手軽に知ることができます。→こんな人におすすめ
シェイクスピア作品に興味はあるが、全部読むのは面倒くさい
戯曲が中心なので、聴いた方が楽しめそう
著者情報
ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)
英国の劇作家・詩人。1592年~1612年ごろまで劇作家として活躍。四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残す。※本商品はラム姉弟『シェイクスピア物語』をもとに、シェイクスピアの原典にある台詞を加え、再編集しています。
・Charles and Mary Lamb's TALES FROM SHAKESPEARE: A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM edited by Yu Okubo translated by Yuka Akune