ロシア民話集 1 (3) 再生時間:2時間45分59秒 提供:パンローリング |
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内容紹介
ロシアの民話はおそロシア……!?「ロシアのグリム兄弟」が集めた民話38話を収録しています。
世界に童話は数あれど、ロシアの童話は一味違う。とは言っても、怖い話が多い訳ではありません。正当な英雄物語もありますが、エスプリの効いた(効きすぎた?)ブラックジョークや強烈な皮肉が込められたお話も多々あり、それ故に面白いのです。お子様だけでなく、大人の方が聴いても魅力に満ち溢れているのがロシア民話なのです。
「謎解き女王」
むかし、ある王様に一人のお姫様がいました。ある時のこと、お姫様は王様に向かって言いました。
「お父様、私に謎を解くことを許して下さい。もし私が謎を解いたら、謎をかけた人の首を斬るのです。また、もし私が解けなかったら、私はその方のお嫁になりましょう」
王様がお触れを出すと、すぐに沢山に人がやって来て謎を出しましたが、皆お姫様に解かれて死刑にされてしまいました。
それを聞いて、ある三兄弟の末っ子で、周りから馬鹿呼ばわりされていたイワンは、お姫様に謎を掛けに行くというのですが……
内容項目
不思議な笛「知らない」男
小指太郎
捨て子の王子
謎解き女王
黄金の山
巨人
塩
荒野のアルイシ
小鳥の言葉
呪われた王子
幸福をもたらす子ども
猟師とその妻
無実の罪を被た商人の娘
神様の贈り物
ひとりでに鳴る琴
姉のアリョーヌシカと弟のイワーヌシカ
不思議物語
イワンの馬鹿
「福の神」と「貧乏神」
豚の袋
貧乏神
はな垂れ山羊
夢のお告げ
謎
灰色の鳥になった王女
宝物
垢男
額に太陽、首に月、両脇に星のある王子
不思議な不思議、奇妙な奇妙
術競べ
森の中の兵士と王様
石になった王国
黄金の靴
蛙の王女
白樺と三羽の鷹
マケドニヤのアレキサンドル大帝の話
蛇の王女
著者情報
アレクサンドル・アファナーシェフ
ロシアの民俗学者。ロシア民話研究の第一人者で、「ロシアのグリム兄弟」とも称される。600以上の民話・伝承を編纂しており、その数は世界で最も多い。1850年代初めからグリムにならってロシアの口承文芸の集大成を志し、ウラジーミル・ダーリやロシア地理学協会の資料などを基に編纂し、1855年から1863年にかけて『ロシア民話集』を刊行した。文学的修飾を加えずに民話の素朴な姿を伝える編集方法は高く評価され、その分類法は今日も用いられている。1865年から1869年にかけては、スラヴ人の自然観についてまとめた『スラヴ人の詩的自然観』を刊行した。アファーナシェフの編纂は民俗研究にとって価値の高いものであり、ニコライ・リムスキー=コルサコフやイーゴリ・ストラヴィンスキーの芸術作品にも大きな影響を与えている。
作品一覧
本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。ロシア民話集 1 (1)
ロシア民話集 1 (2)
ロシア民話集 1 (3)