パノラマ島綺譚 (2) 再生時間:3時間17分3秒 提供:パンローリング |
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内容紹介
M県にある沖の島では数年前から不思議な工事が進められていた。今はM県随一の富豪菰田家の持ち物であるその島で何が起こっているか、噂にはなっても大きく騒がれることもなかった。
島には土塀が築かれ、内部に池や川や丘や谷があり、その中央には鉄筋コンクリートの巨大な建物まで建てられた。ところがこの事業は思わぬ出来事のためにとん挫したのである。
それは菰田家の当主と主人の死であった。
実はこの背景には隠された物語があったのである――。
人見廣介という三文文士がいた。
彼は菰田家の当主・菰田源三郎の死を知るが、人見は菰田とは大学の同窓で、二人は瓜二つだと噂になっていたのだ。
菰田は癲癇のために死んだのだが、人見は癲癇で死んだ者が棺桶や墓の中で息を吹き返すという話を読んだ記憶があった。
そして、菰田の亡骸が土葬されていることを知ると、自身が蘇生した菰田に成り代わり、その莫大な財産を手に理想通りの楽園を創造するという野望を叶えようと目論んだのだった……
作品一覧
本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。パノラマ島綺譚 (1)
パノラマ島綺譚 (2)