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鱈汁の肝

鱈汁の肝

講演者:三浦哲郎

1984年12月14日 紀伊國屋ホール

再生時間:43分53秒

無料再生時間:

提供:新潮社

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内容紹介

5年の介護の後、91歳で母が亡くなった。その母の得意料理だった鱈汁にまつわるエピソードから著者自身の生い立ちを語る。著者を身ごもった母は様々な事情から苦悩するが、敬虔なクリスチャンである産婆さんの貴重な励ましの言葉に出産を決意した。生命誕生の尊さ、過酷な運命を乗り越えようとする人間の素晴らしさを語った貴重な講演。

内容項目

母の言葉と今日の演題/「白子」といわない家/自らの生い立ちと兄姉のこと/産婆さんから聞いた出生秘話/小説『白夜を旅する人々』を書く

講演者紹介

三浦哲郎

1931(昭和6)年、青森県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。在学中に新潮同人雑誌賞受賞。1961(昭和36)年、『忍ぶ川』で芥川賞受賞。東北の風土に根差した情緒あふれる作品や自らの生い立ちを描いた作品で多くの読者を得る。芸術院会員。2010(平成22)逝去。


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。