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中島敦全集 一 (1)

中島敦全集 一 (1)

著者:中島敦

朗読:弦徳

再生時間:2時間22分20秒

無料再生時間:

提供:パンローリング

再生速度
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内容紹介

一切無駄のない、整えられた美しい文体が特徴の中島敦。
 彼の作品は、漢文調の格調高い端正な文体とユーモラスに語る独特の文体とが巧みに使い分けられています。
 学生の頃に「山月記」を読まれた方も多いのではないでしょうか。人が虎になってしまうという伝奇的な物語が、重厚な文体に不思議なリアリティを伴って描かれている様は、今も沢山の読者を引き付けて離しません。
 また、『弟子』『李陵』といった作品に描かれている人間観や世界観、そして格調高く美しい文章を、呻吟しながら書いたのではなく、渾々と湧き出るように書いたところに、彼の天才作家としての真骨頂があるではないでしょうか。
 この度、中島敦全集が、満を持してオーディオブックに登場です。代表作以外にも隠れた傑作が数多く収録されています。通勤や移動の合間にも、文学史上に輝く綺羅星のような作品に触れられる当オーディオブックは、きっと感性にも豊かに響く、意義深い時間を届けてくれることでしょう。

内容項目

山月記

文字禍

虎狩

斗南先生

狐憑

木乃伊

光と風と夢

著者情報

中島敦(なかじま・あつし)

昭和時代前期の小説家。1909年東京生れ。東大国文科卒。祖父は漢学者中島撫山、伯父にも漢学者が多く、父は中学の漢文教師。1933年横浜高等女学校の教師となり、かたわら作家を志して習作にはげんだ。持病の喘息悪化のため、転地療養を兼ねて41年パラオの南洋庁に赴任する。唐代の伝奇「人虎伝」を素材にした「山月記」が深田久弥の推挽で42年2月の「文学界」に掲載されて文壇にデビュー。同年5月発表の《光と風と夢》も好評で以後創作に専念。パラオ南洋庁書記の職を辞して作家生活に入ろうとしたが、同年12月持病の喘息のために夭折した。代表作に「李陵(りりょう)」「弟子」「光と風と夢」など。

作品一覧

本作は分割収録となり、以下の項目にて1つの作品となっています。タイトル末尾のカッコ付きの数字が順序となります。各項目にはそれぞれのリンクから移動して再生して下さい。
中島敦全集 一 (1)
中島敦全集 一 (2)
中島敦全集 一 (3)
中島敦全集 一 (4)


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・録音音声の中には、今日においては不適切と思われる表現がありますが、音源または原文の歴史的価値を尊重し、改変を加えずそのままとしました。
・当時の録音状況や、原盤の保管状態の不備などにより、一部にお聴き苦しい箇所があることをご了承下さい。